こんにちは。
文章スタイリストの 武田みはる です。
神戸で開催している
源氏物語・読書会の番外編として、
宇治にある「源氏物語ミュージアム」へのおとなの遠足に行ってきました?

共同主宰の大野美紀子さんは神戸市から。
ご参加いただいた方も
神戸市と奈良から。
私も堺市からと、
全員ちょっとした小旅行(笑)?

まずは抹茶づくしのランチをしてから、
平等院鳳凰堂の屋根だけ拝み?(拝観する時間無くて…)、
お目当ての「源氏物語ミュージアム」へ。

↑源氏物語ミュージアム館内にて

宇治市の観光施設の為か、
源氏物語の宇治十帖に特化した内容。
確かに宇治市にあるから
当然と言えばそうなんですが…?
宇治十帖って暗い(>_<)
↑あくまで個人的見解です

なんせ主人公が「薫」の君。

出典元:大和和紀 『あさきゆめみし絵巻 下巻』

光源氏の息子という立場ながら、
本当は女三ノ宮と柏木の不義の子という薫は、
出生からして暗さを抱いてる
そのヒミツを本人もなんとなく悟っているという・・・
宇治十帖冒頭から漂う陰の気。
光源氏が主人公の本編に比べて、
華やかさや雅に欠けてしまいます

そこに持ってきて、
宇治の姫君・大君(おおいぎみ)や
浮舟(うきふね)との悲恋とくりゃ~
そら暗いわな

私は浮舟という女性が好きではありませんでした。
今をときめく薫の大将
帝の皇子である匂の宮のどちらからも想われて
どちらも選ぶことができずに
宇治川に身を投げる。
「わたしってモテるんだけど
どっちかを選べってそんなことできなーーい
というナルシシズムの究極の女に思えていました。
今回、ミュージアムへ行って浮舟の印象が変わりました。

薫の大将は優しくて誠実だけれど、
本当は自分を通して
亡くなった最愛の「大君」を見ていることに気が付いていたのでしょう。
そして、匂の宮は
そんな薫へのライバル心から
自分を愛しているだけだと見抜いていたんでしょう。

ありのままの自分を見てもらえない悲しさともどかしさの中で
浮舟は悶々と悩み抜いていたんだな~と。
なよなよして、頼んないだけと思っていた
浮舟が実は人を見抜く目を持っていたんだと
改めて知る機会となりました
それにしても
宇治川に身投げするって
もうほんとに暗いわ←しつこい(笑)

ミュージアム内で20分くらいの映画を上映しているのですが、
その映像がホラーっぽいとか言うのはおいといて・・・(笑)
ナレーションが岩下志麻さんや緒方直人さんだったんです
さすがに聴き入りました

ミュージアムを後にして
漂う暗さを払拭するべく
福寿園の抹茶石臼引き体験へ。




初めての石臼ひき。
結構重いっ
20分ほどくるくる引いていると二の腕がプルプルに・・・





自分で引いたお抹茶を一服。
至福の時間でした?


隣には、アメリカ人のご家族が石臼引き体験に来られてましたよ。
日本の抹茶の素朴で深い美味しさを堪能できました。

美味しいものを味わい、
学び、体験し、あっという間のおとなの遠足ツアーでした

ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
源氏物語ミュージアムは、7月17日~9月13日の間、
改装のため休館になるので、
改装後の秋に第二回おとなの遠足ツアーを計画しています。
ご興味のある方はお問合せくださいね

最後までお読みくださりありがとうございました!


ビジネスマンの格を上げる
「見た目」×「ことば」の文章スタイリスト


?今後のイベント?
カラータイプ de カフェ
六甲道勤労市民センターにて
7月6日(金)
第一部「色で自分の個性を見える化する」
 午後1時~3時  参加費:3000円(お茶つき)
 詳細とお申込み?コチラ

第二部「接客業向けカラータイプで解決するクレーム対処法」
 午後3:15~4:45  参加費:3000円(お茶付き)
 詳細とお申込み?コチラ





?Gg[???ubN}[N??