こんにちは。
カラービジネスコンサルタントの武田みはるです。

日中に出かけようとすると、殺人級の暑さが襲ってきます。
なんですか?この暑さ?
夏休みというと、
私が小学生の頃は(昭和ですっ)、
扇風機に向かってアーーーと叫びながら、
宿題にイヤイヤながら取り組んでいたな…
今では
冷房の利かない部屋で集中するのは修行の域ですね。。。

人間が出来てないと言われればそうなのですが(否定はせず)
もう精神論では語れないほどの
地球の暑さを感じます。

猛暑から避難するべく、
積読していた本を読破することに。
その中の一冊が
村上春樹氏の【色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年】

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色彩の仕事をしている人間として、
タイトル的にも気になる小説ですが、
意外と後回しになっていました。

この作品には、
主人公の多崎つくる以外は、
すべて色を持つ人間として描かれています。
正確には、色が入った名前を持つ人間。
アカ・・・赤松慶
アオ・・・青海悦夫
シロ・・・白根柚木
クロ・・・黒埜恵理
そして、灰田文紹のグレー


色彩心理学をかじった人間として、
それぞれの人物像の設定が「なるほどなー」と感じながら読みました。
レクサスのトップセールスマンであるアオは、
レクサス=アオとは違うと思ったけれど、
ラガーマンとして定められたフィールドの中で
定められたルールに従って、
定められたメンバーと行動する時に
彼の真価が最も発揮される人物には、
「青」の色彩心理が合っている。

シロは、白というより「透明な白」という意味付けと感じました。
すべての色を吸収した白。
見た目は白ユリのように清楚でも、中身はすべてを吸収しすぎて辛い。

一番上手いなと思ったのが、グレーの灰田の位置づけ。
白と黒を混ぜてできるグレー。
濃さを変えて、さまざまな段階の闇に容易に溶け込むことができる色。
灰田はある日突然現れて、突然いなくなる。
それでも、主人公にとっては無くてはならない人物だった。
グレーってそういう色だなと。
ついついカラリストの視点で読んでしまう。

 村上春樹氏は、目に映る「色」ではなく、
 その奥の奥にある「色」を描写している。
 色彩を持たないからこそ、
 他のメンバーとの調和が見事に出来上がったのだろう。



色から離れて、私が印象に残ったのが、
多崎つくるが他の4人の仲間の母親から人気があったというくだり。
「礼儀正しく、清潔でこざっぱりしていて、
 身だしなみが良い、好感度の高いハンサムボーイ」

こうゆう男子、学年にひとりはいたな~と思い出しました。

小・中と一緒だったM君。(高校は彼がトップ校へ行ったので一緒でない)
高い白壁の家に住み、いつも折り目のついた制服をきちんと着ていた。
どの学年でも学級委員長をしていた記憶がある。

品行方正
成績優秀
文武両道
温厚質実


私は彼を密かに「四文字熟語の男」と呼んでいた。(笑)
小学5年生の時、クラスの男女6人で遊園地へ行こうとなったが、
母が猛反対した。
「○○ちゃんも△△くんも一緒やし」
と言っても子供だけで危ないからダメと一点張り。
そこで、
「Mくんも一緒に行くメンバーやから」と言うと、
「あ、そう。M君も一緒ならいいわ」
とあっさりOKが出た。

なんやそれ!と子供心に思ったけれど、
同級生の母親から絶大な信頼と人気のある男子が存在するのは事実。
そして、
「四文字熟語の男」は、その期待を決して裏切らないのだ!

未だかつて、Mくんを超える「四文字熟語の男」に出会ったことはない。


長々と最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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