無限のグレー

こんにちは。
師走も半ば、いかがお過ごしでしょうか?

今日は「グレー」について
お話したいと思います。


先週、紀州のドンファン殺害事件で起訴された
元妻に対して、無罪判決が出ましたね。
判決結果についてではなく、
私が注目したのは
被告側の弁護士の言葉

「薄い灰色をいくつ重ねても
 黒にはならない」



引用元:イラストAC

日本の今の司法の在り方と
判決に導く裁判官、
裁判員の苦悩を表した
的確な表現だと感じ入りました。

グレーという色
グレーゾーンという言葉があるように
白黒はっきりつけられない
曖昧な状態
、状況を表します。

疑わしい点はいくつかあるけれど
黒とは断言できない
よって、白(無罪)
ということでしょうか。

言い換えれば
白ではない
ということ。

白(潔白)とはならないが
黒(有罪)とは言い切れない


世間ではとかく
白黒つけたがる風潮があります。
時代劇の
水戸黄門や
遠山の金さん
子どものころ熱中した
仮面ライダー戦隊もの
すべて
悪代官(悪役)vs.正義の味方(ヒーロー)

黒を白が成敗してスッキリ!

ですが、
現実の社会ではそうはいかない。

グレーな部分を見極め
客観的、多面的に精査し
外野の意見に左右されず
結論を出すことが求められます。

裁判官や裁判員の苦渋の判断が
しのばれる判決であり、
弁護士の言葉だなと感じました。

社会に出たら
グレーを感じ取ることは必要だと思います。
白黒決められないものが多々あるからです。

グレーな部分をキャッチする力は
私は「本」から学びました。
ビジネス書ではなく、
すべて小説です。

小学6年生で読んだ
ドストエフスキーの「貧しき人々」

中学生時代に陶酔した
フランソワーズ・サガン
ゲーテ

高校時代に読んだ
谷崎潤一郎
三島由紀夫
夏目漱石
阿部公房
遠藤周作
庄司薫など…

夏目漱石の「こころ」の先生は
なぜ自死したのか?
善か悪かの二元論では理解しきれない
多面的な視点を
小説から学びました。


グレーは薄いシルバーグレーから
濃いチャコールグレーまで様々あります。
世の中には
無限のグレーが存在するのです。

学生時代、
試験勉強をせずに
小説を読みふけっていたことが
無駄ではなかったと
思えてくるのです。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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